【育成ブログ】ゴールキーパーの魅力
「ゴールキーパーの魅力」
シュートしてゴールする楽しさよりも、相手が打ったシュートを止めることに楽しさを見出しているのがゴールキーパーです。
少し、いや、だいぶ変わっていますよね。
そんなゴールキーパーの魅力を、私の偏った主観をもとにいくつかご紹介します。
1つ目は、「あんまり動かず、走らないでいいということ」
もともと持久走が苦手で、ボールを追いかけている仲間を後ろから応援していました。
どっしり構えてゴールの前に立っているだけで、ゴールキーパーの雰囲気が出ます。
2つ目は、「ゲームの勝敗・点に直結するプレーに関われること」
自分のプレーの良し悪しで、チームの成績が変わっていくほどの影響力があると勝手に思っています。
3つ目は、「HEROになれること」
相手選手との1対1、PKなどの入って当たり前のプレーをシャットアウトした時の高揚感・周囲からの称賛は、実際に体験してみないと分かりません。
皆さんは、上記の3つの中で、どの魅力に惹かれましたか??
僕が特に惹かれたのが、1つ目の魅力です。
2つ目も3つ目もゴールキーパーにとって必要な要素であることは間違いありませんね。
それでも1つ目に惹かれたのは、ゴールキーパーがゴールキーパーの仕事をしていないようでしっかりこなしていること。
空気のような存在で、良い流れを継続させ、悪い流れをプレーで断ち切ること。
グローブ・ユニフォームを汚さずに、仲間への指示や振る舞いだけでゴール前に鉄壁の要塞を作ること。
そしてチーム・相手選手が考えていることを読み、攻撃の芽をいくつもいくつも摘み、たった1度のチャンスも与えずに完璧に試合を終えること。
試合後、今日はヒマだったねという周りからの声掛けが最高の誉め言葉になります。
ゴールキーパーという魅力あるポジションにチャレンジするのであれば、自分がどういう魅力に惹かれたのか、また何にこだわるのかを大切にして欲しいですね。
それは決して不変的なものではなく、その時の出会いや出来事によって変化していくことで、より広く深く、味のあるゴールキーパーとしてピッチに立てていると思います。
以上、私の偏りのあるお話でした。
折見 健治