ティーチングとコーチングの違い
こんにちは。
本日は、「ティーチングとコーチングの違い」についてお話をしていきたいと思います。
ティーチングは、答えを相手に「教える」こと。
コーチングは、相手の中にある答えを「引き出す」こと。
ティーチングは、学校の先生と生徒のように、立場として上下関係があること。
コーチングは、年齢や立場関係なく対等関係であること。
私達大人は、日頃から色んな人とのコミュニケーションの際に、より効率的に物事を運ぼうとします。
言葉を換えれば、わざわざ面倒くさいことをしたくないということです。
その中で、問いに対し答えを伝えるケースが多いのではないでしょうか。
出来るだけ会話や作業のラリーを減らしたいし、効率を考え減らしていくことが大切です。
しかし、育成に関しては逆で、ティーチングにより作業を短縮した結果、考える力や創造する力が身につかなくなっていく傾向があります。
基本的な知識に関しては、ティーチングが必要ですが、テクニック習得に関しては、選手自身が自ずと気付き創り上げていくコーチングが大切です。
そしてそれは、選手の心の状態でも変化していきます。
心の状態が安定していれば、上記の進め方で問題ありませんが、自分を追い込みそれでも上手くいかない状況では寧ろ、ティーチングの方が効果があることもあります。
心と体の状態により、技をどういう風に習得していくか。
側で会話をせず、しっかりと中身と向き合い、本当に必要なアプローチとしていくことが選手の成長に繋がっていくと信じています。
